今年も感話の当番が回ってきたので、過去の原稿を見直してみた。ここ数年リストラで暗い話が続いたが今年と似たような年があったと思ったら2005年だった。この年は海外出張や、地域のことなどとても忙しく充実した年であった。アメリカでは仕事が多いことを帽子をかぶるという表現をするのだが、わたしは仕事と、武豊のジャズバンドのバンドリーダーと、自治会長の3つの帽子をかぶっていることになる。バイクの仕事の方は5年目になった。ディーラーの商品を翻訳してドイツのサイトから直接お客さんが買えるようにしたところ、部品を仕入れずとも手数料で収入が入るようになった。大きな前進だが、売上げに波があるのと為替レートのチェックを小まめに行わなければならない。しかし、ここまできた。バンドリーダーは今年で3年目。現在は15歳から60台まで44人のメンバーからなり、年に3回定期演奏会をしている。人間関係での悩みも多いが、10月にスイスからきたスウィングキッズとのジョイントコンサートの際に、世代を超えた人々が仲良くやっていること、音にそれが出ており、それはMさんの存在がそうさせているのだから、それを継承していくといいねと向こうのバンドリーダーに言われたのは嬉しかった。最後に、自治会長を務めて2年目になる。今年はさまざまな活動を行った。日本福祉大で行われた地域防災への取組みへの協力、7月には講義への協力、愛知県社会活動推進科にパネリストとして出席した。来週にも社協がらみのセミナーに出席予定である。そんな活動をしていたら町の議員になれという声も出てきた。3つの帽子をかぶって用いられた今年だった。生活として成り立つかという不安の中、神様のナビゲーションに従って運転してきた。先が見えない中でも神ナビのおかげで歩めることが恵みと思う。(文 よ)