伝道開始 1904年(明治37)の伝統的なプロテスタントのキリストの教会です。
日本基督教団半田教会
TEL:0569-21-3761

12月5日 感話要旨(西館)男性Sさん

今年1年を振り返って、神様に導かれてここまで歩んで来られたことを感謝する。あと3ヶ月で還暦を迎える。またゼロから始めればよいと思うが、ショックなのは字が見えなくなってきたことだ。老眼は40歳からだが、度を合わせても駄目で、病院に行くと緑内障初期と診断された。そのほかにも体のあちこちにガタが出てきて落胆している今日この頃である。

今年の4月に教会役員に任命された。これまではすべてのことを自分中心に考え、動いてきたが、教会はそういう場ではない。お手伝いできない自分にもどかしさを覚える。5月には6年間つとめた商店街の責任者を退いたが、後任があまりに若く、裏方で応援にまわっている。今まで生きてきていろいろな役職を受け、基本的に断ったことがない。しかし今年はふたつの役職を断った。ひとつはお寺の檀家総代をやってくれというもので、わたしがクリスチャンだって知ってますよね?と返したが、何というか、こういうことを勧めてくる日本人の宗教的に雑多な感覚はなじみにくい。地元で仕事をしていると、そうしたところのお手伝いさせていただくこともあるのだが、こればかりは丁重にお断りした。もうひとつは先月末、ライオンズクラブの管理職を打診されたが、これは運営すべてを把握していないとやっていけないことを知っていたし、そのためには事務所に日参せねばならず、仕事が立ち行かぬ。それでお断りした。今まではお話を持ってきてくれる人のことを考えて、ちょっと背伸びすれば協力できることもあったが、このふたつはどうにもならず、断った。申し訳ない思いは残ったが、これらのことを通して、神様がわたしに何を示しておられるのか考えた。60歳を目前にして、今まで通りに目の前のことで振り回される生活でよいのか、神様から問われていると思う。(文 よ)