伝道開始 1904年(明治37)の伝統的なプロテスタントのキリストの教会です。
日本基督教団半田教会
TEL:0569-21-3761

6月11日 感話要旨(西館) 女性Nさん

 いまわたしは70歳の日々を生かされている。自分がこの年まで生かされてきたことに感動する。還暦(60歳)を迎えた時には振り返る余裕などなかった。30台で夫を亡くし、健康に自信はなく、道は曲がったり、消えかかったりした。とにもかくにもここまでたどり着かせて下さったことに感謝する。還暦になったときは仕事もしていたし、子どもも結婚したりと50台の勢いのまま60台に入った。すぐに母の介護が始まった。母は90歳まで独居していたが、さすがに心配になり泊まるようになった。69歳で実の母を送り、すぐに姉のようなわたしの、一番近くにいて下さった先生を送った。まわりの状況がどんどん変わってゆく。自分が老いるのだから周囲も老いるのは当たり前なのだろうが、今まで自分を支えてくださった身近な方たちが確実に減ってゆく。夫が亡くなったとき、子どもは小学2年、5年生だった。教会学校にも行かせたが中学になってクラブ活動が入り疎遠になった。(中略)息子は静岡在住で、3人の子どもがいる。喧嘩をするので、わたしは「神様に感謝しましょう。ハレルヤ、ハレルヤ、ハレルヤ、神様は 「兄弟を」下さった~」と歌って仲裁に入る。この頃は向こうも慣れてきて、ハレルヤだよね?神様に感謝だよね?と言ってくるので、そうだよと返している。わたしの一人暮らしも20年近くになる。今も仕事をし、出かける機会も多い。音楽の中から励まし、慰めを多く頂いていることが感謝である。音楽を通じて、多くの人と信頼関係で結ばれている。また教会のハンドベルを通して多くの方と親しくして頂き、奉仕もできてこれも感謝である。いつまでこうした生活が続けられるか全く分からないが、加齢の恵みという言葉があるように、思いを超えた神様のご計画に素直に聴き従う者でありたいと願っている。(文 よ)