伝道開始 1904年(明治37)の伝統的なプロテスタントのキリストの教会です。
日本基督教団半田教会
TEL:0569-21-3761

8月20日 感話要旨(西館) 女性Iさん

 定例の婦人会にはふだん出られないので、祈りがテーマになるという今年の夏期集会には出たいと願っていた。祈りとは魂を神にむかって注ぎだすこと、人格的な交わり、深い関わりにあるからこそ祈ることが期待されている等、すとんと心に落ちた。わたしの母は祈りの人だった。もう20年も前の話だが、長い患いで次の発作が最期と言われていた当時、教会は無牧だった。その時に神学校を卒業し、ネパールで伝道するつもりの若い教師が郷里に帰る途中で、わたしの在所の教会で奉仕をし、母を見舞ってくれたそうだ。しかし、事情を知らない母は彼をベッドに座らせ、今からあなたのために祈りますと言って、無牧の教会のこと、若い人を送ってくださり感謝ですと祈ったらしい。結局、その教師はネパールに行かず、在所の教会に来てくださった。日ならずして母は召され、まだ按手も受けていない彼が葬儀の司式をすることになった。オルガンを弾きながらみると、彼の手が震えている。初めての葬儀なのだなと思い、彼のために祈った。原稿も何もなかったが、母の地上での信仰生活のさまを愛をもって語ってくださり、慰めに満ちた葬儀となったことが忘れられない。神様が真剣に祈り求めたことに応えて下さったことが思い起こされ、感謝である。詩86篇は、わたしの愛唱で、この中には幾つもの願いや、叫びや、疑いもある。しかし11節以下に「主よ、あなたの道を教えてください。わたしはあなたのまことの中を歩みます。御名を畏れ敬うことができるように一筋の心をお与えください」とすべての願いがひとつに束ねられる箇所がある。これである。ひとつにされる祈り、祈りの場のある有難さ。御名を敬う一筋の心を願う者に、わたしも変えられて、日々、御言葉によって祈る信仰に歩ませて頂きたいとこれからも願っている。(文 よ)